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6つの命

5月10日。
この日、1匹の猫が職場の駐車場で死んでいた。

私が働いているのは市内の中心部にある飲食店。
周りにも飲食店が多い場所で、野良猫がたくさん住み着いている。
その子もいつからか職場の周りで見るようになっていた。

珍しいチャトラの女の子。
外傷は見当たらず…目を開いたまま横たわっていた。

職場の人の話では、数日前までお腹が大きかったとのこと。
このときまで私はその子を男の子だとばかり思っていた。

嫌な予感。
その予感どおりに職場の屋根裏から仔猫の鳴き声がした。
お客さんに聞こえる場所だったので、どうにかしなければ、と職場のみんなは
言うけど、大きな声では言えないが私はお客さんのことより仔猫の方が大事で。

その日は建物の設計図に詳しい人が帰ってしまっていたので、翌日朝出勤して
来たところを捕まえて仔猫を助けて欲しいとお願いした。

前の日より声が小さいのがとても心配だった。

昼の営業が終ってすぐに3人がかりで仔猫救出に出発。
ホールの天井の小さな入り口から天井裏へ入り、埃だらけの真っ暗の中、
懐中電灯の明かりを頼りに探してもらった。
(私では体が大きいので無理;;;)
入り組んだ天井裏に難儀して、小一時間ほどかけてやっと仔猫の場所を
突き止めたが手が届かない。
ちょうど電球の上部にいるみたいなので、天井に取り付けてある電球を
下から外してみた。

ぽっかり空いた穴から茶色の毛が見えた。
私は急いでレジ台の上に上がって手を伸ばした。

1,2,3,4,5…

小さな命は5匹だった。
生まれて3日くらいの臍の緒付きの小さな子たち。
4匹は元気だったが、1匹はあまりにも小さかった。
兄弟がいたからまだ体温が保たれていたのだろう、なんとか無事だった。

ここで急いでちゃんたさんへ電話。
今は保護猫がいないから、乳飲み子の受け入れをお願いした。
(体調の悪いときにすみません~~~;;;)
チームには保育器があるからうちに連れて帰るより助かる可能性が高いから。

低体温になっりかけていた子たちをフリースのひざ掛け入りのダンボールに
入れて、ペットボトルの湯たんぽで保温。
仕事が終わるまでの時間の長かったこと。

就業後、尻に帆をかけてちゃんたさんちへ。
あらかじめ用意してくれていた保育器に入れてやっと一息ついた。
昨日から何も口にしていない子たちは哺乳瓶からミルクを飲んでくれた。

こんな小さな子たちを遺して逝かなければならなかった母猫はどんなに
心残りだったろう。
見開かれたままだった目は子供達を想ってだろうか。

1つの命が遺した5つの命。
難しい子もいるけれど、なんとか育って欲しい。

2012 5 11保護
どうか…どうか…・・・



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非公開コメント

この子達 たっさんの子だったのね。

母猫の気持ちを思うと辛いけど
たっさんのところで見つけられて本当によかった。

画像見てあまりの小ささに@@
でもミルクを飲む子猫の力って強いよね。
生きようとする力と育とうとする力がすごく溢れてる。

べびーずが全員元気に大きくなって
幸せになれることを祈ってます!!

母の日を前に皮肉な話。
でもほんとに竜田姫のところでよかったよ~!
あと1日遅かったら助からなかっただろうね。

消える命、生まれる命・・救われてよかった!!

竜田姫さんの職場で本当にこの仔達は運があったね。

早く元気になって家族を見つけよう!

このこたちが無事、大きくなって幸せになれますように!

みなさま

赤ニャンへの温かい応援、ありがとうございますm(_ _)m
今のところ頑張ってくれていますが、一番ちびちびのミルクティー色の子が危ないらしいです。
持って生まれた寿命でしょうが、何とか頑張って生きて欲しいと切に願います。

どうか助かりますように

健やかに育って温かい家庭に迎えられますように
今はただたがお祈りしています

ちゃんたさんのところに来たという子たち、竜田姫さんのご縁だったんですね。母猫がその場所で出産したことは何かがわかっていたのかもですね。きっと助けてもらえると信じて。
なんかへんですけど、母猫のかわりに・・・「ありがとう、お願いします」

ユーサネイジアさん ゆりっちさん

ちびちび、やっぱり駄目でした…。
生きていくにはあまりにも小さくて、保護したときから低体温でしたので覚悟は出来ていたのですが。
天井裏から保護したとき、手のひらの中で大声で鳴いたのが忘れられません。
哀しいですが、今頃は虹の橋で母ニャンに甘えていることでしょう。
残りの4匹はちびちびの分まで無事に大きくなれますように。

どうかお力落としのないように・・・

実は・・気になってちゃんたさんのサイトにもこっそり見に行っています。お辛いご報告をありがとうございました。

赤にゃん達を生き延びさせるのは本当に難しいらしいですから、1日1日を生き延びているだけで奇跡だと思っています

悲しいですが、ちびちびちゃん 竜田姫さんのおっしゃるとおりお母さんにいっぱい甘えていることと私も思います
お母さん猫もちびちびちゃんが心配でしたでしょうから手元に来て安らいでいるかもしれませんね
改めてご冥福をお祈りします

また、気温の寒暖差が激しいので
竜田姫さんご家族、ちゃんたさんご家族、子猫ちゃんたちに
元気だまと応援を送ります

よかった。

 小さな命の火が消えませんように祈ります。私宅でも、母ネコが急逝したとき、祖母ネコが遺児4匹を避妊手術直後の体にもかかわらす、授乳して育て上げました。人間だけで、そんな日数の子を育てるのは大変なことだと思います。ちびさんは残念だけれど残された子達が無事成長すれば、故チャトラ母さんは、満足すると思います。強い、生命力が授かっていますように。
 早速、お邪魔しましたら、波乱に記事でした。頑張って下さい。

Yasuさん♪

さっそくいらして下さってありがとうございます。

ちびちびに続いて2番目に小さい子も逝ってしまいましたが、他の兄弟は私の仲間が頑張ってくれて元気に大きくなってきています。
Yasuさんのところの祖母ネコさん、娘の子供の育児をしてくれたなんて偉いですね。
どんなに愛情を注いでも人間は猫のお母さんにはなれません。
小さな子をお世話するときは、少しでも生きるチカラになれますようにと祈りながらしています。
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竜田姫

Author:竜田姫
3匹の猫と暮らしています。
ボランティアのお手伝いでステイもしています。

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